2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で岡田以蔵を演じた佐藤健が、和月伸宏氏作の人気漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の実写映画で、主人公・緋村剣心役を演じることが決定した。
昨年の大河では、泥にまみれ、血にまみれて幕末の「人斬り」を演じた佐藤健。
透明感があり、ちょっと可愛くて、しかし必死に何かに役立とうとする、今までにない岡田以蔵像を作り上げていた。
「るろ剣」は、今年でテレビアニメ15周年だという。誰にでも好感が持たれる綺麗な絵柄と、登場人物のキャラクター性の豊かさでファンの多い作品だ。
既存の原作ファンが多い作品の実写化に「不安」の声も聞かれるが、監督を務めるのは「龍馬伝」の大友啓史監督。あの「ハゲタカ」の監督でもある。2011年4月にNHKを出てフリーになったばかりで、これが独立第一作目だというから、気合も半端ないだろう。
佐藤健の起用は、原作者の希望だともいう。ヒット漫画と、NHK排出の優秀な監督。今をときめく若手俳優のコラボという事で、名作になる可能性も見えてきた。公開は2012年の予定。楽しみである。
(文:久風子/イラスト:ikasama4)
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