2011年6月27日月曜日

【TBSドラマ「JIN - 仁 -」最終回視聴率26.1%、最高瞬間視聴率31.7%で有終の美を飾る】

TBSで4月から放映されていたドラマ「JIN -仁-」が6月26日、最終回を向かえ、瞬間最高視聴率31.7%を記録した。(ビデオリサーチ・関東調べ)
このドラマ低迷期と言われる時代に、素晴らしいことである。

「JIN -仁-」は、2009年に同じく高視聴率で放映されていたドラマであり、今期はその解決編となる。
江戸時代にタイムスリップした医師が、その地で様々な出会いや触れ合いの中で生きる意味を掴んでいく人間ドラマであり、とぼしい器具の中で人命を救うために努力する医療ドラマであり、江戸の町を生き生きと描き出した歴史ドラマでもある。

最終回では、前期3ヶ月、今期3ヶ月の半年間に及ぶSFミステリードラマとしての謎解き、そして、時を越えた壮大な恋愛ドラマとしての結末も見せた。

「歴史」というジャンルにアレルギーのある視聴者も、『主人公である「南方仁」が歴史が苦手』という設定から、主人公自身の口から度々語られる丁寧な解説により、充分についていける内容となった。このドラマで幕末に興味を抱いた視聴者も多かったのではないだろうか。

ドラマファンの評価も軒並み高く、Twitterでも放送が終わって12時間経つ現在でもツイートが途切れない有り様。その関心の高さと視聴者の感動の大きさが伺える。

ドラマ放映中には「主人公とヒロインの恋愛」から「破局」「冷たい関係」だの、役者の性格がどうのだの折り合いが悪いだのと、ずいぶんと見たくない芸能ニュースを見せられたが、事実キャスト同士の関係が悪いのにあれだけ仲良く見せてきたのだとしたら、本当に素晴らしい役者さんたちである。

役者さんもスタッフも、このドラマに関わってきた方々全てに拍手を送りたい。このスタッフは本当に一流だ。

(文:久風子)

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