2011年8月24日水曜日

島田紳助・突然の引退会見 暴力団絡みで解雇?


8月23日、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いバラエティタレントであり、漫才師の島田紳助が突如引退を表明。引退会見を開いた。


よしもとクリエイティブ・エージェンシーから各メディアに出された書面は以下の通り。



関係者 各位

島田紳助 芸能活動引退に関するお知らせ

このたび、弊社所属のタレント・島田紳助について、平成23年8月23日をもって芸能活動を引退することとなりましたのでご報告申し上げます。

弊社の調査によれば、島田紳助について、平成17年6月頃から平成19年6月頃までの間、暴力団関係者との間に一定の親密さを伺わせる携帯メールのやり取りを行っていたことが判明いたしました。このような行為は、社会的影響力の高いテレビ等のメディアに出演しているタレントとしては、その理由を問わず、許されないものであります。
 
今回判明した行為自体は法律に触れるものではなく、また、経済的な利害関係が認められるものでもありません。しかしながら、島田紳助が、多数のテレビ番組にメイン司会者として出演していること等に鑑みれば、弊社としては厳しい態度で臨むべきであると判断するに至りました。
 
この点について本人に事実確認を行った結果、当該行為を認め、何ら弁解することなく潔く反省したうえ、今後について、自ら社会的責任を取って芸能活動から引退したい旨の申出を受けましたので、弊社はこれを了承し、本日限りで芸能活動から引退することとなりました。
 
弊社では、皆様からのご批判・ご意見を全て真摯に受け止め、今後の会社運営に生かしていくとともに、さらに反社会的勢力との関係を断ち切る取り組みを一層強化してまいる所存です。
 
最後となりますが、島田紳助が出演するテレビ番組等を楽しみにして頂いていたファンのみなさまを始め、関係各位の信頼を裏切り、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。


要するに暴力団関係者との密着が露見したので引退する、という話であるが、過去に芸能界でこのような事例は珍しくもなく、わざわざ騒ぎ立てて引退会見をするまでもない話である。引退するならばするで、サラッと報告すれば良いだけのことだ。

会見の内容も、ひたすら頭を下げて反省した様子を映すのみ。普通ならば引退までしないところを潔く引退して美談に仕立てたようにも見受けられる。そう遠くない内に復帰や政界への出馬があるのでは、という想像さえしてしまった。

気になるのは、民放各社だけではなく、NHKまでもがこの一芸能人の引退報道に妙に熱心だったことである。これを受けて、Twitter上では

「民主党にとって不利になる情報や重要事項が島田紳助の引退ニュースによって揉み消される確率が今後非常に高くなる」

という声も挙がっている。

先日のフジのデモにしても、他局の落ち度はどんどん報道するはずのマスコミが一切口を閉じているなど、報道機関の何処も信用できない昨今。この引退劇が実は何を意味しているのか、我々は自分の頭で考える必要があるようだ。

(文:久風子)