2011年7月2日土曜日

【明日最終回・芦田愛菜出演「マルモのおきて」視聴率どこまで伸びるか?】

2011年4月期のドラマもほぼ全てが最終回を迎え、明日3日放送の「マルモのおきて」を残すのみとなった。

「マルモのおきて」は、フジテレビが2010年10月、日曜21時に新設した「ドラマチック・サンデー」枠で、この4月から開始された作品。TBSの高視聴率ドラマ「JIN-仁-」の裏として厳しい条件の中、人気の子役、芦田愛菜ちゃんの出演で始まる前から話題を呼んでいた。

芦田愛菜ちゃんだけではなく、双子の設定である鈴木福くんの愛らしさ、喋る犬・ムック、そして元々ドラマや映画ファンから密かに支持されている民放ドラマ初主演の阿部サダヲ、という強力な顔合わせ。そして、ほのぼのかつ泣かせどころも捉えたストーリー。

それらの要因で、今までの視聴率は、あの「JIN-仁-」と同じ時間帯とは思えないほど健闘している。子役2人が歌って踊る主題歌「マル・マル・モリ・モリ!もヒットし、ちょっとした社会現象である。

「視聴率=良いドラマ」とは限らず、筆者は普段、あまり視聴率という物を気にした事はないが、この「マルモのおきて」の最終回視聴率だけは少し気になっている。

なぜなら、「JIN-仁-」を見ている人は「マルモ」を見ていないのかというと、そんなことはないからだ。筆者自身も「JIN」を見つつ、「マルモ」は録画視聴してきた。周りにもそういうドラマファンが多い。

「JIN」は一週間早く最終回を迎え、明日は「マルモ」に敵はいない。今まで「マルモ」を録画視聴してきた視聴者も、みんなオンタイムで「マルモ」の最終回を見るだろう。

開設以来、あまり良い成績とはいえなかったフジテレビのこの枠が、初めて爆発的な視聴率を記録する日が来るかも知れない。注目したいと思う。

(文:久風子)

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